関東鉄道の設立と常総線の歴史

1.関東鉄道の設立 2.関東鉄道の前身となる鉄道会社

 

取手~水海道間複線完成記念乗車券
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関東鉄道の設立

関東鉄道は「関鉄」とよばれ、鉄道の他にも茨城県内などで多くのバス路線を運行しており、現在では茨城県民の足となっています。

 

鹿島神宮駅に停車する関鉄バス(2016年8月)
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関東鉄道の設立は意外と新しく1965年(昭和40年)のことです。そのルーツは常総鉄道と筑波鉄道が合併して常総筑波鉄道が設立されたことと、鹿島参宮鉄道が設立されたことに由来します。その常総筑波鉄道と鹿島参宮鉄道が合併し、関東鉄道が設立されました。この時点では、関東鉄道常総線、竜ヶ崎線、筑波線、鉾田線の4鉄道路線を保有することになります。

 

関東鉄道常総線の北水海道駅(2021年3月)

 

ところが、1979年(昭和54年)になると、鉾田線鹿島鉄道、筑波線を筑波鉄道に分離しています。その後、鉾田線(鹿島鉄道鹿島線)は2007年(平成19年)に廃止となり、筑波線(筑波鉄道筑波線)も1987年(昭和62年)に廃止となりました。

 

鹿島鉄道線廃線跡/新高浜駅付近(2022年2月)


 

筑波線廃線跡/「つくばりんりんロード」(2017年8月)