三帝の産湯となる霊泉がある「三井寺」

1.三井寺へのアクセス 2.園城寺

 

三井寺大門(2019年6月)


三井寺へのアクセス

長等(ながら)山(滋賀県大津市)山腹に広大な敷地を抱える山岳寺院「三井寺(みいでら)」へは京阪石山坂本線の三井寺駅より徒歩7分ほどでアクセスできます。同じく京阪石山坂本線の大津市役所前駅からは徒歩12分、東海道本線大津駅または湖西線大津京駅からは京阪バス「三井寺」下車にてアクセスできます。

 

京阪バス「三井寺」バス停付近交差点(2019年6月)

交差点から三井寺へ(2019年6月)


園城寺

三井寺の正式名称は「園城寺(おんじょうじ)」といい、672年(弘文天皇元年)の創建以来数々の史実と伝説があり、平安時代には四箇大寺(東大寺、興福寺、延暦寺、園城寺)の一つに数えられました。

 

園城寺(2019年6月)

 

その境内には国宝や重要文化財が散在します。

 

現地に掲示される境内案内図(2019年6月)

 

そのうち金堂は1599年(慶長4年)に建立された桃山時代の代表的な建築物です。金堂西側に建つ閼伽井屋(あかいや)の内部には霊泉が湧き、これが天智天皇、天武天皇、持統天皇の産湯に用いられたとされることから「三井寺」とよばれるようになりました。

 

現地に掲示される境内ビューポイントの案内(2019年6月)

 

重要文化財である園城寺大門は入母屋造りの屋根、桧皮葺(ひわだぶき)の楼門です。1452年(宝徳4年)に常楽寺(滋賀県湖南市)に建てられた後、伏見城へと移されました。1601年(慶長6年)に徳川家康の寄進により当地へ移されて「仁王門」ともよばれています。

 

大門「仁王門」(2019年6月)

 

重要文化財「釈迦堂」は室町時代に建築されたものであり、現在は清凉寺式釈迦如来像を本尊として安置されています。

 

釈迦堂(2019年6月)