多摩モノレールとモノレール延伸計画

1.多摩都市モノレールが運営する路線 2.立川北駅と立川南駅 3.万願寺駅 4.多摩都市モノレール延伸計画

 

万願寺駅付近を走る多摩モノレール線の車両(2020年11月)


多摩都市モノレールが運営する路線

多摩都市モノレール線(通称「多摩モノレール」)は上北台(かみきただい)~多摩センター間を結ぶモノレール路線です。上北台~立川北間が1998年(平成10年)に先行開業し、2000年(平成12年)に立川北~多摩センター間が開業しました。

 

多摩センター駅(2020年6月)


立川北駅と立川南駅

JR立川駅の北側には多摩都市モノレール線の立川北駅、南側には立川南駅が設置されています。

 

JR南武線の立川駅駅名標(2022年11月)

 

立川北駅は1998年(平成10年)、上北台~立川北間が開通した際に開業しました。また、立川南駅は2000年(平成12年)、立川北~多摩センター間が開通した際に開業しています。

 

立川南駅駅名標(2020年11月)

 

立川北駅と立川南駅の間は400メートルしか離れていません。

 

立川南駅ホーム(2020年11月)


万願寺駅

万願寺駅は2000年(平成12年)、立川北~多摩センター間が開通した際に開業しています。駅名の「万願寺」はこの辺りの地名より名付けられたものですが、「万願寺」という寺院は存在しません。

 

万願寺駅駅名標(2020年11月)

 

万願寺の駅名標には「土方歳三生誕の地」とありますが、駅の近くには土方歳三の墓所となる愛宕山地蔵院石田寺(せきでんじ)がある他、土方歳三の生家もあります。

 

万願寺駅付近を走る多摩モノレール線の車両(2020年11月)

 

土方歳三は江戸時代末期、新選組の副長として局長の近藤勇を支え、戊辰戦争においては旧幕府軍の指揮官として各地を転戦した後、函館五稜郭にて戦死しました。


多摩都市モノレール延伸計画

多摩都市モノレール線の最北端にある上北台駅は東京都東大和市にありますが、この上北台駅から八高線の箱根ケ崎駅(東京都瑞穂町)への多摩都市モノレール延伸について、東京都は2030年代半ばの開業を目指すとしています。

 

多摩都市モノレール延伸計画

東大和市内には上北台駅の他にもう1駅、瑞穂町内には箱根ケ崎駅の他にもう1駅を設置予定です。また、東大和市と瑞穂町に挟まれた武蔵村山市内には4駅の設置を予定しています。武蔵村山市は東京都内で唯一、鉄道駅のない自治体であり、このモノレール延伸計画が実現すれば武蔵村山市初の鉄道駅となります。

 

万願寺駅付近を走る多摩モノレール線の車両(2020年11月)