鉄道唱歌(明治33年発表)

▼鉄道唱歌は1900年(明治33年)に発表されたもの。▼大和田建樹作詞、多梅稚作曲による唱歌。▼全5集334番から成るともいわれる。▼第1集(東海道編)第1番は有名な歌詞であり、広く知られています。

汽笛一声 新橋を
はやわが汽車は 離れたり
愛宕の山に 入りのこる
月を旅路の 友として

右は高輪 泉岳寺
四十七士の 墓どころ
雪は消えても 消えのこる
名は千載の 後までも

窓より近く 品川の
台場も見えて 波白く
海のあなたに うすがすむ
山は上総か 房州か

梅に名をえし 大森を
すぐれば早も 川崎の
大師河原は 程ちかし
急げや電気の 道すぐに

鶴見神奈川 あとにして
ゆけば横浜 ステーション
港を見れば 百舟の
煙は空を こがすまで