武蔵野線の歴史と武蔵野線の各駅

1.武蔵野線 2.府中本町駅 3.西国分寺駅 4.新秋津駅 5.新座駅 6.北朝霞駅

 

府中本町駅に停車する武蔵野線の車両(2020年7月)


武蔵野線

「山手貨物線」は山手線の品川~新宿~田端間と並行して走る線路の通称であって、現在では埼京線や湘南新宿ラインの電車が走る線路となっています。

 

埼京線・湘南新宿ラインの新宿駅駅名標(2020年7月)

 

武蔵野線は、その山手貨物線を補完するための路線として計画されたものであり、1973年(昭和48年)に府中本町~新松戸間が開業しました。開業当初より貨物列車・旅客列車の両方の営業をはじめ、1978年(昭和53年)には新松戸~西船橋間が延伸開業しました。その後、1988年(昭和63年)に京葉線の市川塩浜~西船橋間が開業すると、武蔵野線はこれへの乗り入れを開始し、また1990年(平成2年)に京葉線の東京~新木場間が開業すると、府中本町~新松戸~西船橋~東京間において旅客列車の直通運転が開始されました。

 

新秋津駅に到着する武蔵野線の車両(2020年3月)

 

したがって、旅客列車が走る武蔵野線の区間は府中本町~西船橋間ということになりますが、「武蔵野南線」とよばれる鶴見~新鶴見信号場~府中本町間も武蔵野線の一部であり、ほぼ貨物列車のみが走ります。この鶴見~府中本町間28.8キロのうち17.6キロが地下線となっています。

 

新秋津駅に停車する武蔵野線の車両(2020年3月

 

また、武蔵野線には国立支線(新小平~国立間)、大宮支線(西浦和~与野間)、西浦和支線(西浦和~別所信号場間)、北小金支線(南流山~北小金間)、馬橋支線(南流山~馬橋間)があり、これらの支線から中央本線、東北本線、常磐線へ連絡しています。

 

府中本町駅に停車する武蔵野線の車両(2020年7月)


府中本町駅

府中本町駅は南武線の所属駅となっていますが、武蔵野線旅客列車の起点駅となっています。この駅より南は通称「武蔵野南線」ともよばれていて、貨物線(鶴見~府中本町間)となっています。

 

府中本町駅に停車する武蔵野線の窓から見える南武線の車両(2020年7月)

 

南武鉄道が1928年(昭和3年)に大丸(現在の南多摩)~屋敷分(現在の分倍河原)間が開通した際に、府中本町駅は開業しています。

 

南武線の府中本町駅駅名標(2020年7月)

 

1973年(昭和48年)には武蔵野線の府中本町~新松戸駅が開通し、2路線の乗り入れ駅となりました。

 

府中本町駅の南武線・武蔵野線の乗り換え通路(2020年7月)


西国分寺駅

西国分寺駅中央本線の所属駅となっていますが、1973年(昭和48年)の武蔵野線開通と同時に国鉄の駅として開業しました。

 

西国分寺駅駅名標(2020年8月)


新小平駅

新小平駅(2021年1月)


新秋津駅

新秋津駅は1973年(昭和48年)、国鉄の駅として開業しました。この新秋津駅からは西武鉄道の所沢方面への連絡線が敷設されています。

 

新秋津駅駅名標(2020年3月)


新座駅

新座駅は1973年(昭和48年)、国鉄の駅として開業しました。

新座駅(2020年8月)


北朝霞駅

北朝霞駅は1973年(昭和48年)、国鉄の駅として開業しました。1974年(昭和49年)には東武東上線の朝霞台駅が開業し、乗換駅となっています。

北朝霞駅駅名標(2020年8月)


吉川美南駅

吉川南駅(2022年7月)


松戸駅

東松戸駅(2021年10月)