京浜急行電鉄の歴史

1.京急の運行路線 2.京浜急行電鉄の歴史

 

平和島駅駅名標(2021年8月)


京急の運行路線

大手私鉄のうちの一つ京浜急行電鉄は、京急本線(泉岳寺~浦賀間)、空港線(京急蒲田~羽田空港第1・第2ターミナル間)、大師線(京急川崎~小島新田間)、逗子線(金沢八景~逗子・葉山間)、久里浜線(堀ノ内~三崎口間)の5路線を運行しています。


京浜急行電鉄の歴史

1899年(明治32年)に大師電気鉄道(現在の大師線の一部)は、川崎(後の六郷橋/現在は廃止)~大師(現在の川崎大師)間を開通しました。大師電気鉄道はすぐに「京浜電気鉄道」と改名し、これが京浜急行電鉄のはじまりとなります。京浜電気鉄道は1933年(昭和8年)に品川駅に乗り入れを開始し、品川~浦賀間で直通運転を開始しました。

 

その後、1941年(昭和16年)に京浜電気鉄道は湘南電気鉄道を合併します。湘南電気鉄道は1917年(大正6年)、三崎半島を一周する鉄道を敷設することを目的として設立されました。湘南電気鉄道は1930年(昭和5年)に黄金町~浦賀間、金沢八景~湘南逗子(現在の逗子・葉山)間を開通し、横浜~浦賀間の直通運転を開始しました。1942年(昭和17年)になると、京浜電気鉄道は小田急電鉄と合わせて東京横浜電鉄に吸収されて「東京急行電鉄」(大東急)が成立しました。さらに、1948年(昭和23年)には東京急行電鉄は、京浜急行電鉄、東京急行電鉄、小田急電鉄、京王帝都電鉄(現在の京王電鉄)に分離され、現在の京浜急行電鉄が成立します。1968年(昭和43年)には品川~泉岳寺間が延伸開業し、都営浅草線との相互直通運転を実現しています。