植物多様性を守る筑波実験植物園

1.筑波実験植物園へのアクセス方法 2.筑波実験植物園の魅力

 

園内の池に架かる「つくばね橋」(2021年12月)


筑波実験植物園へのアクセス方法

筑波実験植物園は、国立科学博物館が植物の研究のために設置しました。7000種以上の植物が育てられていて、3000種の植物を見ることができます。

 

園内になる植物の実(2021年12月)

 

筑波実験植物園へは、つくばセンター(つくばエクスプレス「つくば駅」)より路線バスでアクセスすることができます。

 

Tsukuba Botanical Garden(2021年12月)

 

つくバス「北部シャトル」(つくばセンター3番のりば)に乗車して「天久保(筑波実験植物園)」下車徒歩約3分、関東鉄道バス「筑波大学循環左回りコース」(つくばセンター6番のりば)に乗車して「天久保2丁目」下車徒歩約8分、関東鉄道バス「テクノパーク大穂」行き(つくばセンター5番のりば)に乗車して「筑波実験植物園前」下車徒歩3分となります。「テクノパーク大穂」行きは1日に数本しか便がなく、休日の運行はありません。その他は1時間に1本~3本程度の運行となっています。

 

園内に入って正面入口を振り返る(2021年12月)

 

つくば駅から歩いて行く場合には、筑波実験植物園までの距離が2キロ以上ありますので、30分ほどかかってしまいます。

 

紅葉する木々(2021年12月)


筑波実験植物園の魅力

園内の広さは約14万平方キロメートルと巨大な敷地があり、屋外には主に中部日本の植物が植えられています。また、世界の熱帯や乾燥地、熱帯雨林などの植物などを植栽する施設もあります。

 

フジツツジ(2021年12月)

 

標本庫には150万点以上の標本を収蔵しますが、こちらは一般には非公開となっています。

 

国立科学博物館「自然史標本棟」(2021年12月)

 

さまざまな植物が見ることができるにもかかわらず、入場料はたったの320円(高校生は無料)です。リピーターズパスというものがあり、これは年会費1,500円で1年間に何度でも入館することできるというものです。

 

正面入口にある教育棟(2021年12月)

 

教育棟の建物は植物園のエントランスとなっていて、ミュージアムショップなどがあります。

 

正面入口にある教育棟(2021年12月)

 

ここではガイドブックや絵葉書、植物に関する書籍やグッズなどを販売しています。

 

教育棟横プロムナード(2021年12月)

 

園内に入ると、教育棟に近い区画は「生命を支える多様性区」となっていて、衣食住、鑑賞などの生活に欠かせない植物を見ることができます。

 

ツワブキ(2021年12月)

 

温帯資源植物、筑波山の植物、シダ植物、絶滅危惧植物などが見られる他、クレマチス園もあります。その奥にある池には水生植物が見られ、池には「つくばね橋」という橋が架けられ、あずまやも設けられています。

 

つくばね橋と(左奥)あずまや(2021年12月)

 

さらに、奥の区画へ進むと「世界の生態区」となっていて、標本庫などの建物がある区画には水生植物温室、熱帯雨林温室、サバンナ温室、熱帯資源植物温室などがあります。

 

熱帯資源植物温室(2021年12月)

アマゾンユリ(2021年12月)

温室内の植物たち(2021年12月)

 

屋外には日本の暖温帯~冷温帯の植物を見ることができます。常緑広葉樹林、温帯性針葉樹林、暖温帯落葉広葉樹林、令温帯落葉広葉樹林、低木林(高地性/低地性)、砂礫地植物(山地性/海岸性)、山地草原(高地性/低地性)、岩礫地植物(山地性/海岸性)などのように細かく区分けされています。

 

パンパスグラス(2021年12月)