足利駅と両毛鉄道

▼足利駅は1888年(明治21年)、両毛鉄道の駅として開業。▼1897年(明治30年)に日本鉄道の駅となり、1906年(明治39年)には国有化される。

足利駅ホーム(2020年10月)

▼4世紀~5世紀頃、群馬県と栃木県は「毛野国(けぬのくに)」とよばれた。▼その後、毛野国は上毛野(かみつけの)と下野(しもつけの)に分かれた。▼これが、現在の群馬県と栃木県になり、両毛地域とよばれるようになった。▼両毛鉄道は1887年(明治20年)に設立された。▼両毛鉄道は、両毛地域の生糸や絹織物の輸送のため、1888年(明治21年)に小山~桐生間、翌年に桐生~前橋間を開通した。

足利駅北口改札口(2020年10月)

▼現在の足利駅の駅舎は昭和時代初期に建設された洋風の木造駅舎。▼足利駅は1998年(平成10年)の関東の駅百選第2回選定駅となった。▼足利駅南口を出ると南側には渡良瀬川が流れるが、足利市はこの渡良瀬川により南北に分かれる。

足利駅南口(2020年10月)

▼足利駅北口前には「EF60-123形直流電気機関車」が静態保存されている。

EF60-123形電気機関車(2020年10月)

▼EF60-123形は国鉄が1960年(昭和35年)に開発した平坦路線向け直流電気機関車。▼かつては両毛線において貨物列車の牽引に活躍した。

EF60-123形電気機関車(2020年10月)