梅小路蒸気機関車館および2014年(平成26年)に閉館した交通科学博物館〔大阪府〕の収蔵資料などは京都鉄道博物館に移設展示されています。
旧二条駅舎と京都鉄道博物館の開館
1904年(明治37年)に建設された旧二条駅舎を利用した資料展示館は、梅小路蒸気機関車館のエントランスとなっていましたが、これは1997年(平成9年)に二条駅からこの場所に移設保存されたものです。
現在は京都鉄道博物館の出口となる旧二条駅舎(2019年1月)
移設前年まで二条駅舎として使用されており、当時は日本最古級の木造建築と称されていましたが、現在では京都鉄道博物館のミュージアムショップとして余生を過ごしています。
ミュージアムショップとして余生を過ごす旧二条駅舎(2019年1月)
この旧二条駅舎は山陰本線の前身となる京都鉄道が本社を兼ねて建設したものであり、1996年(平成8年)に京都市指定有形文化財にも指定されました。
旧二条駅舎(2019年1月)
2016年(平成28年)、鉄道博物館(さいたま市)、リニア・鉄道館(名古屋市)などと並ぶ大型鉄道博物館「京都鉄道博物館」がオープンしました。
京都鉄道博物館入館記念券(2016年4月)
この京都鉄道博物館への最寄り駅として、嵯峨野線の京都~丹波口間において梅小路京都西駅が設置されています。
梅小路京都西駅の工事の様子(2019年1月)
京都鉄道博物館の建物は3階建であり、1階には転車台を擁した扇形車庫が配置されています。
京都鉄道博物館開館記念特別入館記念券
2階には約30メートル×約10メートルの巨大鉄道ジオラマが展示されています。1/80のスケールです。3階には資料室の他、周辺の実際のJR線が見渡せるスカイテラスも設置されています。
京都鉄道博物館開館記念特別入館記念券
保存車両としては、C51形、C62形、D51形などの蒸気機関車、トワイライトエクスプレス、100系新幹線、500系新幹線などがあります。
京都鉄道博物館フロアガイド
京都鉄道博物館のおみやげ
京都鉄道博物館のおみやげ
京都鉄道博物館記念品