東北新幹線とその沿線

東北新幹線の歴史

東北新幹線は東京駅から新青森駅間(東京—上野—大宮—小山—宇都宮—那須塩原—新白河—郡山—福島—白石蔵王—仙台—古川—くりこま高原—一ノ関—水沢江刺—北上—新花巻—盛岡—いわて沼宮内—二戸—八戸—七戸十和田—新青森)を結ぶ大動脈であり、新青森駅で北海道新幹線(新函館北斗方面),盛岡駅で秋田新幹線(秋田方面),福島駅で山形新幹線(新庄方面)との直通運転を行っています。

秋田新幹線「こまち」(2024年5月)

東北新幹線の最初の区間となる大宮~盛岡間が開業したのは1982年(昭和57年)のことです。その後、1985年(昭和60年)に上野~大宮間、1991年(平成3年)に東京~上野間、2002年(平成14年)に盛岡~八戸間、2010年(平成22年)に八戸~新青森間が開業し、東京~新青森間が全線開業しました。

E5系+E6系(2024年5月)

東北新幹線の列車名

「はやぶさ」は東京~新青森・新函館北斗間を結ぶ最速達列車であり、かつて「はやて」とよばれた最速達列車は2019年(平成31年)にすべて「はやぶさ」に置き換えられています。現在では「はやて」は盛岡~新青森・新函館北斗間の一部区間で走る他、臨時列車として運行されています。「やまびこ」は東京~仙台・盛岡間などで運行され、「はやぶさ」より多くの駅に停車します。「なすの」は東京~郡山間で運行される通勤・近距離列車です。

仙台行き最終列車「やまびこ249号」(2019年1月)

現在でははやぶさE5系が東京~新青森間を最短2時間59分で結んでいます。

仙台駅の行先表示板(2017年1月)

 

白石城

白石蔵王(しろいしざおう)駅は1982年(昭和57年)、東北新幹線開通と同時に開業しています。白石蔵王駅から車で8分ほどの場所に白石城があります。

白石蔵王駅(2024年9月)

白石城は別名「益岡城」「桝岡城」ともよび、白石市の中心部にある平山城です。仙台藩の南の要であり、明治時代の初めまで伊達家の重臣であった片倉氏の居城となっていました。1874年(明治7年)に解体されますが、1995年(平成7年)に天守閣(三階櫓)が復元されています。

白石城(2019年4月)