東武アーバンパークラインとその沿線

投稿者: | 2024-12-15

愛称「東武アーバンパークライン」

野田線は大宮~春日部~柏~船橋間を結ぶ東武鉄道の路線であり、2014年(平成26年)より「東武アーバンパークライン」の愛称を用いています。

船橋駅(2022年7月)

2016年(平成28年)より急行が設定されており、大宮,岩槻,春日部~運河までの各駅,流山おおたかの森,柏,高柳,新鎌ヶ谷,船橋に停車します。2017年(平成29年)には特急「アーバンパークライナー」が野田線を走ることになりましたが、2024年(令和6年)に春日部駅の高架化工事のため、残念ながら一旦廃止となっています。

野田市駅

野田線のまさに中心駅である野田市駅は、千葉県営軽便鉄道が1911年(明治44年)に「野田町駅」として開業しました。野田市駅はキッコーマンの工場に隣接しており、まさに企業城下町の玄関口ですが、駅開業当時は野田で製造された醤油は舟運により江戸に運ばれていました。船による運搬は時間がかかるため、より速く大量に醤油を運ぶため、千葉県は鉄道を敷設しました。

野田市駅(2024年2月)

かつての「野田町駅」は広大な貨物ヤードをもち、そこから醤油工場内には多くの引込線が敷かれ、醤油運搬の拠点となりました。全盛期には、東武鉄道の中でもトップクラスの貨物量を誇る駅として存在感を示しました。その後、1950年(昭和25年)に野田町から野田市へとなったことにともない、「野田市駅」と改称しています

運河駅

運河駅の駅名は、駅の近くを流れる「利根運河」に由来します。利根運河は、かつて醤油の運搬に利用された利根川と江戸川を結ぶ航路としてつくられたものです。現在では、運河沿いは公園として整備されており、春には多くの桜が花を咲かせます。

運河駅(2024年2月)

江戸川台駅

江戸川台駅周辺は、1958年(昭和33年)に千葉県内においてもかなり早期に計画的につくられた戸建て住宅地の先駆けといえます。江戸川台駅を中心として、道路は放射状あるいは格子状に広がり、緑豊かな街路樹が植えられ、静かで落ち着いた住宅街となっています。

江戸川台駅(2021年6月)

初石駅

これまで、初石駅では反対側のホームへ行くには踏切を渡らなければなりませんでした。2024年(令和6年)に橋上駅舎が完成し、東西自由通路ができて利便性が向上しています。

初石駅(2022年6月)

流山おおたかの森駅

つくばエクスプレスが開業した2005年(平成17年)、東武アーバンパークラインの流山おおたかの森駅も新設され、乗換駅となりました。

流山おおたかの森駅(2021年4月)

柏駅

東武アーバンパークラインの柏駅は、写真のように頭端式ホームとなっています。大宮(船橋)方面からやってきた列車が船橋(大宮)方面へ行く場合、先頭車両が車止め側に入っていき、出発する場合には最後尾の車両から出ていくというスイッチバック方式が採用されています。

柏駅(2022年3月)

別のホームに停車する列車に乗り換える場合には、階段を上って隣のホームへ移動するか、ホームの端(車止め側)まで行って隣のホームへ移動することになります。

柏駅(2022年3月)

高柳駅

高柳駅は1923年(大正12年)に北総鉄道の駅として開業しました。当時、周辺には軍の施設があったため、その物資や人員の輸送という役割を担っていました。その後、沼南町が柏市と合併するまでは、沼南町の唯一の鉄道駅として存在でした。2020年(令和2年)には2面4線の駅としてリニューアルされ、急行停車駅となっています。

高柳駅(2021年7月)


六実駅

「六実(むつみ)」の名には、明治時代の開拓の歴史が見えます。下総台地の開墾に着手した際に、「6番目に開墾された土地」であったことから「六実」の名付けられました。2020年(令和2年)にお隣りの高柳駅がリニューアルされるまでは、六実駅には折り返し用の引き上げ線があったため、運行の拠点となっていました。

六実駅(2021年4月)