並河駅
並河駅は山陰本線の駅であり、JR西日本の「嵯峨野線」の愛称区間に含まれる駅です。1935年(昭和10年)に開業しています。
並河駅駅名標(2017年11月)
1989年(平成元年)、1面1線から2面2線に拡張される際に、開業当初の場所から北へ120メートルほど移設されています。
並河駅ホームより園部方面をのぞむ(2017年11月)
現在の駅舎は園部方面行きホーム側にあり、京都方面行きホームへは跨線橋を渡ります。
並河駅駅舎(2017年11月)
鉄道歴史公園
並河駅の近くにある鉄道歴史公園へは、駅舎を出て地下道を通り、線路をくぐり抜けます。
鉄道歴史公園側地下道出口(2017年11月)
鉄道歴史公園は、並河駅が移設される前の駅舎があった場所を整備して設置された公園です。鉄道歴史公園にはいくつかの車両のカットボディが保存されています。
鉄道歴史公園入口標(2017年11月)
鉄道歴史公園の案内板には「並河駅 先人の方々が地域開発を願い請願運動と自らの労力奉仕によって昭和10年7月20日この場所に設置。以来53年間 時代の移り変わりの中で叙情的な駅として人々に親しまれてきた。平成元年3月11日山陰線複線電化と併せ、駅前広場整備により約120メートル北側に移築した。ここに、サクラにつつまれた「駅舎」を写しとどめ往時をしのぶ「駅物語」のよすがとする。平成7年3月11日」とあります。
入口横の案内板(2017年11月)
鉄道歴史公園に保存される車両
鉄道歴史公園には0系新幹線とDD51形ディーゼル機関車が展示されています。
0系新幹線とDD51形ディーゼル機関車(2017年11月)
0系新幹線は、22形先頭車両のカットボディです。0系新幹線(22形)は、1964年(昭和39年)の東海道新幹線開業時に登場した初代新幹線の車両です。
0系新幹線の先頭部分(2017年11月)
鉄道歴史公園にある新幹線についての案内板には、「新幹線には5種類の車両があります。つくられた年代、使われる場所などによって0系・100系・300系(東海道・山陽新幹線)、200系(東北・上越新幹線)、400系(山形新幹線)があります。0系は1964年の東海道新幹線開業当時から使われており、5種類の車両の中で、一番丸くて、ずんぐりしています」とあります。
新幹線の案内板(2017年11月)
DD51形ディーゼル機関車は、国鉄だった当時、全国で活躍したディーゼル機関車です。製造されたのは1962年(昭和37年)~1978年(昭和53年)であり、ディーゼル機関車では最多の649両が製造されました。
DD51形ディーゼル機関車(2017年11月)
蒸気機関車を置き換えるにあたり、当時の最先端の技術を投入して製造されています。貨物列車の牽引の他、旅客列車,寝台特急としても利用されていました。
DD51形ディーゼル機関車(2017年11月)
「北斗星」や「カシオペア」「出雲」にも利用されましたが、2021年(令和3年)にはJR貨物でも定期運用を終了しています。
DD51形ディーゼル機関車(2017年11月)
モニュメント(2017年11月)