両毛線栃木駅ホーム(2024年5月)
4世紀~5世紀頃、群馬県と栃木県は「毛野国(けぬのくに)」とよばれました。その後、毛野国は上毛野(かみつけの)と下野(しもつけの)に分かれましたが、これが現在の群馬県と栃木県になり、両毛地域とよばれるようになりました。
栃木駅構内のからくり時計(2024年5月)
両毛鉄道は1887年(明治20年)に設立された鉄道会社であり、両毛地域の生糸や絹織物の輸送のため、1888年(明治21年)に小山~桐生間、翌年に桐生~前橋間を開通しています。
両毛線小山駅ホーム(2024年5月)
両毛線の起点となる小山駅は1885年(明治18年)、日本鉄道の駅として開業しました。1888年(明治21年)には両毛鉄道が開業し、現在の両毛線も乗り入れることになりました。
両毛線小山駅駅名標(2024年5月)
足利駅も1888年(明治21年)に両毛鉄道の駅として開業し、1897年(明治30年)に日本鉄道の駅となった後、1906年(明治39年)には国有化されています。
足利駅ホーム(2020年10月)
現在の足利駅の駅舎は昭和時代初期に建設された洋風の木造駅舎です。足利駅は1998年(平成10年)の関東の駅百選に選定されています。
足利駅北口改札口(2020年10月)
足利駅南口を出ると、南側には渡良瀬川が流れていますが、足利市はこの渡良瀬川により南北に分かれています。
足利駅南口(2020年10月)
足利駅北口前には「EF60-123形直流電気機関車」が静態保存されています。
EF60-123形電気機関車(2020年10月)
EF60-123形は、国鉄が1960年(昭和35年)に開発した平坦路線向け直流電気機関車です。かつては両毛線において貨物列車の牽引に活躍しました。
EF60-123形電気機関車(2020年10月)