都電荒川線から東京さくらトラムへ

投稿者: | 2022-02-02

1.都電荒川線(愛称「東京さくらトラム」) 2.向原停留場と8500形・8800形電車

 

都電荒川線の車両(2020年7月)


都電荒川線(愛称「東京さくらトラム」)

都電の全盛期には40路線が運行されていましたが、現在では都電荒川線が東京都に残る唯一の都電となってしまいました。

 

大塚駅前停留場に掲示される荒川線の路線図(2020年7月)

 

都電荒川線は三ノ輪橋~早稲田間を結んでいますが、その停留場は三ノ輪橋、荒川一中前、荒川区役所前、荒川二丁目、荒川七丁目、町屋駅前、町屋二丁目、東尾久三丁目、熊野前、宮ノ前、小台、荒川遊園地前、荒川車庫前、梶原、栄町、王子駅前、飛鳥山、滝野川一丁目、西ヶ原四丁目、新庚申塚、庚申塚、巣鴨新田、大塚駅前、向原、東池袋四丁目、都電雑司ヶ谷、鬼子母神前、学習院下、面影橋、早稲田の30停留場となっています。東京都交通局は2017年(平成29年)、この路線の愛称を「東京さくらトラム」と設定しました。

 

三ノ輪橋駅(2021年6月)


大塚駅前駅

大塚駅前駅(2020年7月)


小台駅

小台駅(2021年6月)


向原駅と8500形・8800形電車

向原(むこうはら)駅は1925年(大正14年)に開業しました。

 

向原停留場(2020年12月)

 

向原の次の停留場は大塚駅前停留場となります。大塚駅前停留場へ向かう軌道はゆっくり右へカーブを切りながら、坂を下っていきます。その坂をローズレッド色を配した8800形電車が下っていきます。

 

8800形電車/ローズレッド(2020年12月)

 

8800形電車は2009年(平成21年)に投入された車両であり、「荒川線の未来を開く、先進性と快適性」をコンセプトとして、丸みのあるスタイルで優しさと親しみやすさをイメージしたデザインとしています。従来の車両と比べて約2割の省エネを実現しており、環境に配慮した車両となっています。車体カラーはバラをイメージしたローズレッドの他、バイオレット、オレンジ、イエローを配した車体があります。

 

8500形電車(2020年12月)

 

8500形電車は1990年(平成2年)に登場した車両であり、都電としては7500形電車以来28年ぶりとなる新型車両です。スマートな外観と快適な乗り心地を実現した車両です。


東池袋四丁目駅

東池袋四丁目駅(2020年7月)