片町線(愛称「学研都市線」)とJR東西線
片町線は木津~京橋間を結ぶ路線であり、1988年(昭和63年)にはその愛称を「学研都市線」と設定しています。1997年(平成9年)に尼崎~京橋間を結ぶJR東西線が開業し、片町線(愛称「学研都市線」)、JR東西線、福知山線、JR神戸線(東海道本線/山陽本線)との直通運転を実施しています。正式名称である「片町線」という名は廃止となっていませんが、現在では駅などにおいて「片町線」と案内されることはほとんどありません。
新しい鴫野駅改札口(2019年2月)

JR東西線はその路線名に唯一「JR」を冠する路線です。法人登記においてはアルファベットを付することはできませんが、鉄道の線路名称についてはこのような決まりはありません。たとえば、「西日本ジェイアールバス」「ジェイアールバス関東」は法人登記の制約を受けており、カタカナによる社名となっています。
JR東西線はJR西日本が第二種鉄道事業者となってその運行をしています。第二種鉄道事業者とは自らが敷設した以外の鉄道施設を使用し、旅客または貨物運送を行う事業者のことです。すなわち、JR東西線の鉄道施設はJR西日本の所有物ではなく、第三セクターである関西高速鉄道のものということになります。たとえば、関西高速鉄道がビルのオーナーだとすると、JR西日本がそのテナントということになります。このような形式を上下分離方式といいます。この形式を採用するメリットとしては、本来ならば鉄道施設を建設するにあたっては莫大な資金が必要となりますが、公的資金を投入することができるようになるため借金をしなくてよいということがあげられます。
JR東西線を保有する関西高速鉄道は1988年(昭和63年)に設立された鉄道会社であり、大阪府・大阪市・JR西日本・兵庫県など143社が出資する第三種鉄道事業者です。なお、関西高速鉄道はなにわ筋線建設計画においても事業主体となることが予定されており、総事業費3,300億円(想定)のうち2割(660億円)がその出資金となります。このうち、地方出資分50%は大阪府(25%)・大阪市(25%)で負担し、民間出資分50%はJR西日本(22%)・南海電気鉄道(28%)で負担することになります。
鴫野駅
鴫野駅は1932年(昭和7年)、国鉄時代に片町線(愛称「学研都市線」)の鴫野信号場として開設し、1933年(昭和8年)に鴫野駅となっています。
おおさか東線乗り入れ1か月前となり工事が進む鴫野駅(2019年2月)
1962年(昭和37年)に高架駅となりますが、片町線(愛称「学研都市線」)では初めて高架化された駅となりました。
おおさか東線乗り入れ1か月前となり工事が進む鴫野駅(2019年2月)
2006年(平成18年)には地下鉄今里筋線が開通して鴫野駅が設置され、乗換駅となりました。
鴫野駅周辺の様子(2019年2月)

2011年(平成23年)よりおおさか東線乗り入れのための工事が開始され、2019年(平成31年)におおさか東線の乗り入れが開始されました。
鴫野駅周辺の様子(2019年2月)
