おとぎ線から山口線「レオライナー」へ

投稿者: | 2026-03-13

愛称「レオライナー」

西武ライオンズのマスコットの名は「レオ」です。レオは1978年(昭和53年)に手塚治虫さんの手により誕生したキャラクターです。その名の付いた路線が「レオライナー」です。「レオライナー」はとても小振りな電車で、まるでおもちゃのような感じです。

レオライナーの車両(2021年3月)

AGTを採用する「レオライナー」

愛称「レオライナー」の正式名称は「山口線」といいます。全線が単線となっていますが、多摩湖~西武球場前間のわずか2.8キロを結ぶ新交通システム(AGT)であり、途中の信号場にて列車交換を行うこともできます。

西武鉄道「レオライナー」(2020年3月)

AGTはAutomated Guideway Transitの略称であり、「自動案内軌条式旅客システム」と称される中量軌道輸送システムのことです。特徴的なのは、一般的な鉄道とは異なり、ゴムタイヤでコンクリートの走行路を走ります。AGTが採用されている路線としては、ゆりかもめ,日暮里・舎人ライナー,埼玉新都市交通(ニューシャトル),ニュートラム(南港ポートタウン線),ポートライナーなどがあります。

西武鉄道「レオライナー」(2020年3月)

山口線の歴史

山口線はもともと、1950年(昭和25年)に多摩湖ホテル前~ユネスコ村間を結ぶ「おとぎ線」とよばれた路線であり、そこを走る「おとぎ電車」という子ども用の遊戯施設でした。その遊戯施設を1952年(昭和27年)に地方鉄道法に基づく地方鉄道に転換して「山口線」と改称しました。

山口線の西武球場前駅(2021年3月)

1972年(昭和47年)以降は小型蒸気機関車が活躍した時代もありましたが、1984年(昭和59年)になると大改修工事を行い「おとぎ電車」としての役割を終えました。AGTとして再開業を果たし、真に西武鉄道の一員となりました。

山口線西武球場前駅の車止め(2021年3月)

現在の「レオライナー」は1両わずか8メートルの小型車体の4両編成に、通勤通学客および西武球場への野球観戦客、西武園ゆうえんちに訪れるレジャー客を運んでいます。

西武球場前駅に停車するレオライナー(2021年3月)