房総鉄道の設立と東金線の歴史

投稿者: | 2026-03-13

東金線の歴史

東金(とうがね)線は大網(おおあみ)~成東(なるとう)間を結ぶ路線であり、全長わずか13.8キロという短い路線です。大網,福俵(ふくたわら),東金,求名(ぐみょう),成東の5駅のみとなります。こうした短距離路線でありながら、通勤時間帯には京葉線を経由して東京駅まで直通運転をする快速が走ります。

大網駅に停車する209系車両(2021年4月)

房総鉄道は外房線と東金線の基礎を築いた明治時代の鉄道会社ですが、1896年(明治29年)に設立され、房総半島の東側に鉄道を敷設することを目指しました。1896年(明治29年)に千葉~大網間を開通させた後、大網~一ノ宮(現在の上総一ノ宮)間,大網~東金間を延伸開業しています。これが、現在の外房線の一部と東金線となります。

外房線の大網駅(2021年4月)

1907年(明治40年)になると鉄道国有法によって国有化され、1909年(明治42年)に大網~東金間は「東金線」と呼称されるようになりました。1911年(明治44年)には、東金~成東間が延伸開業して全通となります。

東金駅

東金駅は1900年(明治33年)に房総鉄道が開業しましたが、1926年(大正15年)には九十九里軌道(後の九十九里鉄道)が東金~片貝(後の上総片貝)間を開通させて接続駅となりました。ただし、この路線は1961年(昭和36年)に廃線となっています。

東金駅ホーム(2021年4月)

東金は、徳川家康が鷹狩りのために整備させた御成街道の終着点でした。したがって、東金駅の周辺にはかつての宿場町の面影や、徳川家康の宿泊施設「東金御殿」跡などが残ります。

東金駅ホーム(2021年4月)

また、東金駅と求名駅の間、求名駅から徒歩15分ほどの場所には道の駅「みのりの郷東金」があります。東金市の農産物や特産品を販売しており、花木の種類も豊富にあります。

道の駅みのりの郷東金(2021年6月)