阪急嵐山線と嵐山「渡月橋」

投稿者: | 2026-03-24

阪急嵐山線

嵐山線桂~嵐山間を結ぶ短い路線です。その歴史は1928年(昭和3年)に新京阪鉄道が桂~嵐山間を開通したことにはじまります。

嵐山駅(2017年7月)

1930年(昭和5年)には、京阪電気鉄道がこの新京阪鉄道を合併したことにより嵐山線は京阪電気鉄道の路線となりました。さらに1943年(昭和18年)には、京阪電気鉄道が阪神急行電鉄と合併して京阪神急行電鉄となったことから、同社の路線となります。その後、京阪神急行電鉄が阪急電鉄となったため阪急嵐山線となりました。

嵐山駅ホーム(2017年7月)

嵐山線直通列車

神戸本線および京都本線の直通列車が初めて運行されたのは1949年(昭和24年)のことであり、翌年には宝塚駅から今津線および京都本線への直通列車が運行されています。また、1970年(昭和45年)には大阪万博に際して、神戸本線や宝塚本線から千里線の臨時駅となる万国博西口駅への「EXPO直通列車」も運行されています。その後、30年以上にわたり直通列車は運行されていませんでした。

嵐山の風景(2017年7月)

2008年(平成20年)、嵐山観光のための臨時列車として神戸本線から京都本線,嵐山線への直通列車(西宮北口~十三~嵐山)が初めて運行されました。停車駅は西宮北口~十三までの各駅、桂~嵐山までの各駅でした。その後も、列車種別や運行経路、停車駅を変更しながら、嵐山線直通臨時列車が幾度となく運行されています。

嵐山の風景(2017年7月)

2011年(平成23年)には、嵐山直通臨時列車に愛称が与えられ、たとえば高速神戸~嵐山間の直通特急には「あたご」、宝塚~(今津線経由)~嵐山間の直通特急には「とげつ」、天下茶屋~(地下鉄堺筋線経由)~嵐山間の直通特急には「ほづ」と名付けられました。「あたご」は京都市右京区の北西部にある愛宕山、「とげつ」は桂川に架かる渡月橋、「ほづ」は京都府を流れる保津川の名に由来します。

桂川(2017年7月)

嵐山の風景

国内外から多くの観光客が訪れる嵐山の中でも、最も有名な場所が愛宕山と嵐山をその背景として渡月橋桂川の織りなす風景です。

桂川(2017年7月)

渡月橋」の名は、亀山上皇がその姿を「くまなき月の渡るに似る」と語ったことから付いたとされ、その長さは155メートルになります。

渡月橋(2017年7月)

嵐山は平安時代にはすでに有名な景勝地でしたが、この時代の人々が好んで見た景色は、渡月橋から西へ500メートルほど行った小高い場所にある亀山公園から見た保津峡の風景だったといいます。

桂川の風景(2017年7月)