観光列車「あめつち」
山陰本線は、京都~幡生(はたぶ)間を結ぶ路線であり、長門市~仙崎間を結ぶ仙崎支線をもっています。日本最長の在来線であり、その全長は673.8キロとなっています。作家の宮脇俊三氏は、山陰本線を「偉大なるローカル線」とも称しています。この山陽本線を走る観光列車として「あめつち」があります。
観光列車「あめつち」(2019年3月)


「あめつち」はメタリック塗装で仕上げられたきれいな青色の列車です。この青色は「紺碧(こんぺき)色」とよばれ、山陰地方の美しい空や海を表現しています。車体の下部は銀色の塗装となっていますが、これは山陰地方の美しい山並みと、たたら製鉄にちなんで日本刀の刃文(はもん)を表現しているといいます。列車の愛称となる「あめつち」の名は『古事記』の「天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき」に由来し、『古事記』には山陰地方を舞台とする神話が数多く収録されていることからこの名が付けられました。